感じたこと、思ったこと
前主将 石塚です。
2014年9月23日をもちまして、現役を引退しました。3部昇格という目標を達成できずに、引退してしまい、本当に申し訳ありません。
本当にたくさんの人たちに支えられてきました。お世話になった人を挙げたらきりがないので割愛します。(井開先輩、浅和監督、金コーチ、澄さんには本当にお世話になりました。) 私が今回このブログで書きたいことは、「強くなる人とそうでない人の違い」です。全て、私がボクシングをやってきて感じたこと、思ったことを、独断と偏見で書きますので、反論、反感があると思いますが、ご了承お願いします。
強くなる人
まず一つ目に「常に目的意識を持つ」こと。試合前は、試合で勝つという目的意識があるため試合前の練習は集中して行い、かつ追い込んだ練習ができます。試合に出た方が強くなるということは、その試合の回数分濃い密度の練習をするということになります。試合に出なくても、濃い練習をすればいいじゃないかと批判が飛んできそうですが、もちろんその通りだと思います。しかし、現実的にやはり試合に勝つというリアルなイメージがあるのと、ないのではやはり差が出てしまいます。
二つ目に「短期間の目標意識を持つ」こと。私はこの短期間の目標意識が全くできていませんでした。みなさん、長期的な目標はあると思います。例えば約8か月後にあるリーグ戦で優勝すること。これだけ長期的だとどこかで妥協しがちになります。1週間単位でも目標を決めるべきです。例えばこの1週間はパーリングしてすぐ左をだすことを取得するなど。そして、また1日単位でも目標を決めるべきです。今日はこの動きだけは意識的にしてみよう、相手の左は全てパーリングしてみようなど。ただ漠然と練習している人とは、この意識の違いでかなり変わると思います。
三つ目に「長期的な目標はとにかく高く持つ」こと。これもまた、私が達成できなかったことです。私の目標は順番に、「①新人戦で優勝して新人王になる。②関東大学トーナメント戦で個人優勝する。③部内で一番強くなる。④3部昇格する。」でした。今考えると、目標が低いなと改めて感じます。目標に向かって必死に努力するので、目標は高く持った方が強くなると思います(本当に目標を達成するために、妥協せずに努力すること)。私のダメなところは、全国レベルの選手になるという目標が立てられなかったことです。ボクシングというスポーツはキャリアを1年半くらい積めば、キャリアはあんまり関係のないのではないかと思います。だらだらと3年間練習している選手と、妥協せず高い目標を掲げて1年練習している選手では、後者の方が強いということも十分に考えられます。金コーチは東京都大会で優勝することを目標にしていました。東京都大会優勝者は関東を飛ばして全国に行けるので、人気があり強い選手がたくさん出場しました(現在は東京→関東→全国)。その強豪が集まる中で優勝を目指すくらいの目標があった方が良いと思います。全日なら、関東ブロックで勝つこと。国体なら、県の代表になり、他の県の代表に勝つこと。あくまで目標なので、高く持ってください。皆が高い目標に向かって努力すれば、圧倒的な差で4部優勝して、3部昇格できると思います。
最後に4つ目ですが、一番大切なことだと思います。
「妥協しない」こと。人間は弱い生き物で、楽な方へと行動を選択していきます。皆が楽を選択している中、心を鬼にして辛い道に行きましょう。「もう無理、、、」と思ったらあと、10秒がんばりましょう。妥協癖がついている人は、何事にも妥協してしまいます。逆に、妥協しない人は、昨日よりも今日、今日よりも明日、常に強くなります。しかし、一人だとどうしても妥協してしまいます。そういう時に皆で声を掛け合って、奮起させてあげてください。。サンドバックで連打の時、支えている人が追い込ませてあげてください。スパーリングの時、疲れて手が出なくなったらリングサイドから声を張り上げて下さい。筋トレの時、疲れていい加減なフォームでやっていても、意味がないです。正しいフォームでやるように注意してあげてください。
以上、私の主観で全て書きました。冒頭にも書きましたが、3部昇格できずに引退して申し訳ありません。私の同期である上原と小林は個人優勝してくれたので、私が決勝で敗れなければ4部優勝でした。しかし、不思議と後悔はほとんどありません。充実した4年間をありがとうございます。
P.S.
同期は一生モノです。